
MNP(番号ポータビリティ)
MNP(番号ポータビリティ)とは
MNP(Mobile Number Portability)は、番号ポータビリティ、ナンバーポータビリティと訳され、携帯電話の加入者が電話番号を変えることなく、キャリア(携帯電話事業者)を変更できる制度のことです。
これまで携帯電話の番号は各キャリアにブロック単位で割り当てられていたため、キャリアを変更すると電話番号も変更になるなど、ユーザーとっては不便なものでした。すなわち、電話番号を変えたくなければ、キャリアも変えられないという制約があったのです。
MNPは日本のように成熟した市場で、ユーザーの利益になるようなキャリア間の競争を促すための手段として期待されています。MNPを利用すれば電話番号を変えることなく、自分が気に入った端末やサービスをキャリアの別なく利用することが可能となるわけです。
でも、メールアドレスはキャリアに固有のものであるため、今のアドレスを別のキャリアで利用することができません。つまりメールアドレスを変えたくない人はやはりキャリアの変更が不可能というわけです。調査でMNPを利用するという人が意外に少ないのは、このことが影響しているのかもしれません。
MNPを利用するためには
各社の手数料などをまとめてみました。
会社名 | KDDI (au) |
NTTドコモ |
SoftBank |
転入時手数料 | 無料 |
無料 |
無料 |
契約手数料 | 2,835円 |
3,150円 |
2,835円 |
転出時手数料 | 2,100円 |
2,100円 |
2,100円 |
事前予約特典 | auポイント 2,000円分 |
ドコモポイント 2,000円分 |
ソフトバンク マイレージ 2,000円分 |
備考 | − |
− |
3Gの契約に限る |
転出手数料、事前予約特典は予想通り横並びです。手数料の合計は、NTTドコモに変更するときのみ5,250円となり、他のパターンに比べ315円高くなりますが、もともとNTTドコモの新規契約手数料が他社より若干高いために発生する差です。
まだ始まっていないので変更はあるかもしれませんが、手続きは以下のようになります。(10月24日以降)
1 |
契約している携帯電話会社にMNPの予約を申し込む。 (受付店舗、コールセンター、Web) |
2 |
説明を受け、「MNP予約番号」を受け取る。 |
3 |
MNP予約番号を持って契約した異形態電話会社の取扱店に「MNPによる新規契約」を申し込む。 |
4 |
予約番号等照合後、現在の契約を解除。 (ショップ側での手続き) |
5 |
新規契約手続きが完了。 |
このように比較的簡単な手続きになっています。契約している携帯電話会社にMNPを申し込む際、 直接店舗に出向いたり、コールセンターに電話をかけたりすると引き留めがありそうなので、Webで手続きをすれば煩わしくなくていいですね。
各社MNPのページへ
携帯電話関連リンク